蜂の巣
2009.10.26付 朝日歌壇より
廃屋にでかい蜂の巣ぶら下がり監視カメラのごとく居座る:(白井市)毘舎利道弘
おそらく、スズメバチではないですか、その蜂の巣の主は。
確かに、監視カメラみたいですね。何となく煙たいし。
で、おそらく、もうハチたちのいない巣でしょう。
そうなったらぜひ、採ってきて壊してみることをお勧めします。
素晴らしい構造物なので、一見に値します。
私のHPの理科おじさんの部屋に、U君とスズメバチの巣を分解したときの記録を載せてありますから、興味のある方は覗いてみてください。
http://homepage3.nifty.com/kuebiko/science/76th/sci_76.htm
初め小さかった巣が、だんだん大きくなりますよね。どうして生きものでもない巣が成長できるのでしょう?
中の働き蜂は巣棚を作るときに巣の外被を内側から削り取って使います。外側の働き蜂は薄くなった外被を外側から補修して厚くします。
内側を削って外側に足す、この繰り返しで、巣は成長していくのです。
このことを知った時は感動しましたね。
そうだったのかぁ。知らなかったことを知ることは純粋な喜びです。
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