アカマンマ
あか‐まんま【赤飯】イヌタデの別称。あかのまんま。[広辞苑第五版]
いぬ‐たで【犬蓼】タデ科の一年草。山野に普通で、高さ約30センチメートル。葉の基部の鞘状の托葉が茎を囲む。夏から秋、葉腋と茎頂に紫紅色の小花が穂をなす。アカマンマ。アカノマンマ。「犬蓼の花」は<季語:秋> 。[広辞苑第五版]
この赤い粒々が花で、萼が見えているのだと思います。どうも、中まで覗いてみたことはなくって、いかんなぁ。
実がなっています。実を包んでいるのは萼だそうです。
ままごとで、これを赤飯に見立てるというのも、すごい想像力ですね。
人間のもつ「見立てる」という約束事の能力って、すごいと思いませんか?恐ろしく抽象度の高い行為だと思うんですけれど。
ところで、イヌタデの「イヌ」は、利用されない、役に立たないというような意味でしょうが、とすると、役に立つタデもあるのか、と雑草図鑑を開いたら、
秋の田に生えるヤナギタデはマタデとかホンタデと呼ばれ芽生えを食用にする。
とありました。そうなんだ。私は食べたことがありません。
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コメント
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子供のころのおもいでに、近所の女の子のままごとごっこに入れてもらった時、男の子の私はお父さんにされて、いれものは何か忘れたが、(多分葉っぱ)
あかまんまを赤ご飯かなんかといって、食べなさいと言われたのをおぼえている。
イヌタデの花をあかまんまというのは、ままごとからの発想かもしれない。と、おもいます。
投稿: 雨後のたけのこ、きのこ。 | 2009年11月19日 (木) 11時59分
アサガオや花の花びらから色水を作ったり、オシロイバナの実の白い粉を「白粉」に見立てたり、ホウセンカの花で爪を染めてマニキュアのようにしたり・・・。出来合いの道具はありませんでしたが、女の子たちの「見立て」はすごいものでした。
男の子としては、もうひとつ、「ゴム跳び」というのが女の子独特でしたが、今は見かけない遊びですね。
投稿: かかし | 2009年11月19日 (木) 12時39分