おさんぽかかし(11/7):SL
お好きなんですね。SL(Steam Locomotive)。D51。
私が大学生の頃までは五能線に蒸気機関車が走っていました。石炭の煙の匂いはそう遠くはない記憶です。
子どもの頃、東京から秋田へ行くときはいつも蒸気機関車でした。
トンネルに差しかかると、行程をよく知っている人が声をかけて、窓閉めろ~。
全員いそいで窓を閉める。でないと、煙がもろに窓から客車に入って来るのです。石炭の燃え殻も一緒ですから、目に入ったりすると痛いのなんのって。鼻の穴も黒くなっちゃうし。
みんな、共同体ですからね、同じ車両に乗り合わせた以上。協力して窓閉め、窓開け、などをしたものです。
4人が向かい合わせになるボックスの席の間に、トランクをおいて、その上で丸まって眠った思い出がかすかにあります。よく寝る子でした。でもなぁ、秋田まで、丸一日もかかるようなスピードですから、ひどく退屈したことも覚えています。
ところで、上の写真の車輪、一番でかい最初の動輪ではないと思いますが、上の白い円筒部分に動力が伝達されたのだと思います。ちょうどその反対側に「カウンター・ウェイト」がありますでしょ。
このカウンター・ウェイトがないと、回転が滑らかでなくなってしまうんですね。
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コメント
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モンパルでのお散歩、好調のようですね(笑)。SLでの旅は私も懐かしいです。私は新潟まで信越本線で行きました。やはりトンネルの時は大変で大急ぎで窓をしめたりしていましたね。あの煙の匂い、好きでした(笑)。秋田へは二十歳の頃友人と旅行しました。男鹿半島でしたがバスで回ったような気がします(なにしろ記憶がおぼつか無くなって)。それから青森へ奥羽本線で行ったのですが、行けどもゝ山の中、という風情でとても寂しくなったのを覚えています。遥か彼方の青春時代でした。
五能線はとても綺麗な風景のようですね。たしか女性の歌手の方(名前忘れました)が「五能線」という歌を歌っていたような・・?
投稿: 桔梗 | 2009年11月16日 (月) 20時12分
モンパルで散歩してみて、改めて土地勘のなさに驚いています。自動車でしか走ったことがないので、路地に頭を突っ込むわけにもいかず、家並みも車目線でしか見ていませんでした。この地に住んで30年も経ちますがしょうもないことです。
五能線はいいですよ~。超ローカル。津軽弁で話しかけられたりしたら完全お手上げ。母の実家の八森は秋田県ですが、海岸沿いに人の行き来があって、言葉や習慣に津軽の影響の強い地です。
五能線というご当地ソングを歌ったのは、水森かおりさんです。聞いたことはないのですが、さすがに有名で。
投稿: かかし | 2009年11月17日 (火) 11時04分