アオスジアゲハ
アオスジアゲハがふわ~っと飛んではとまります。
アオスジアゲハの直線的な、鋭角的な、あの飛翔ではありません。
ふわぁ。です。
あぁ、もう、限界にきているんだな。ゆっくりあたたまってね、と離れました。
翌13日。
門柱の内側のユキノシタの上に、アオスジアゲハが落ちて死んでいました。
翅の破れ具合からみて、12日に見た上の写真の個体と同一個体であることは間違いないようです。
ひたすら生き抜いたことを、たたえます。
ゆっくりあたたまって、最後の力を使いはたして、ふわっと落ちたのでしょうか。
「いきもの」といえば「もの」のように思ってしまいます。「美しいもの」が永続してほしいと願えば、死は、辛くかなしいものになります。
「いきもの」というのは、本当は「現象」なんです。外界からエネルギーを取り入れて、捨てる、その流れの中に束の間生じる「現象としてのもの」なのです。ろうそくの炎と同じようです。
生命の流れの中に生じる渦のようなものです。渦は数えることもでき、生まれ、動き、成長し、やがて消えます。エネルギーの「流れ」がなければ渦はできません。
私たちも「いきもの」
いきるとはかくのごときものでしょう。
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