ムラサキシジミ
ムラサキシジミがボウガシの葉の上にいました。
羽ばたいてくれた瞬間にうまいことシャッターが落ちて、こんな写真が撮れました。
ところで、このムラサキシジミが向きを変えてくれたら、こんなことをしていました。
葉っぱの表面に口吻を伸ばしています。
ほら。
ゼンマイ状の口を伸ばしてその先端部分で葉の表面を「なでる」というか「なめる」というか、しています。
何をしているのでしょう?
葉の表面が濡れているのです。この葉の上の方でツマグロオオヨコバイがボウガシの樹液を吸っていて、吸いながら腹端から水を排泄しているのです。それが落ちて来て葉が濡れている。ツマグロオオヨコバイは樹液から栄養を吸収するのでしょうが、全てを吸収し尽くすことができるわけではありません。また、排泄物も入り込んでくるかもしれません。
そういう液体が葉の表面を濡らしているので、ムラサキシジミはその液体をなめて自分の吸収できるところを吸収しようとしているわけです。
口の先端を良く見てください。
毛のようなものが生えています。おそらくは「感覚毛」でしょう。当然、ヒトの味覚に対応する化学感覚ですね。ようするにおいしいかどうかなめているのだと思います。
長いことここでこうやっていましたから、きっとおいしいのです。
おいしい、おいしい、といってなめているのだと思いますよ。
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