秋が来た
2009.9.25日付の朝日新聞の記事に面白いことが載っていました。以下に引用します。(太字は筆者による)
[特派員メモ]ワシントン:分単位で秋が来た
ワシントンでも秋の気配を感じるようになってきた。暑さを避けて自宅の地下室で寝ていた私の家族も、遊牧民よろしく比較的暖かい2階に移動した。
こうして私たち日本人は暦はあっても「そろそろ秋だなあ」と肌身で季節の移ろいを感じるものだが、米国では季節の変わり目は分単位で決まっている。
今年だと、秋は東部時間の秋分の日(22日)の午後5時18分に始まった。やや専門的だが、天球上で太陽が天の赤道を北から南へ通過する瞬間である。
つまり、春分、夏至、秋分、冬至の各瞬間を新しい季節の始まりとするのが習慣なのだ。天気予報では「公式に秋になったのに、まだ暖かい日が続きます」とやったりする。
似た考え方に、日本や中国で使われる二十四節気がある。立秋(8月7日ごろ)から立冬(11月7日ごろ)までが秋で、真ん中に秋分があるから、形式的には米国との間に1ヶ月半の「時差」があることになる。
12月半ばともなれば、都会でも田舎でもクリスマスツリーに灯がともされる。クリスマス商戦も佳境を迎え、冷え込むこともある。だが、米国では秋。日本人には理解しにくいが、米国人には自然なことらしい。今年は12月21日午後0時47分に、冬がやって来る。
面白いですね、知らなかった。
記憶しか残っていないのですが、朝日新聞の面白小話の投稿コーナーかなにかで、大人たちが、秋も深まってきたと話していたら、幼い人が、秋って何月何日の何時何分に始まるの?と聞いた、というような話があったと思います。(今年の9月末か10月初めの新聞だと思うのですが、記事そのものは見つからなくて・・・)
その子に、このことを教えてあげられたら、面白がったでしょうね。
2009年版の理科年表の「暦部」によりますと、日本での秋分は
太陽黄経180° 9月23日6時19分(中央標準時)
です。
アメリカ式でいうと、9月23日6時19分から秋が始まったのですね。
もし、日本式で立秋からを秋ということにして、時刻まで表示しますと
太陽黄経135° 8月7日18時1分(中央標準時)
でした。
日本では、秋分点を含む日を「秋分の日」と呼んでいるわけです。
冬至は、日本の中央標準時では
太陽黄経270° 12月22日2時47分
です。
こういう風に割り切るのもいいかもしれませんね。
太陽の位置を示していますので、これは太陽暦です。
陰暦とまじりあってごちゃごちゃするより、乾燥した雰囲気でいいですね。
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