居待月
2009.10.19付 朝日俳壇より
居待月見ずに寝落ちぬ旅疲れ:(姫路市)黒田千賀子
稲畑汀子 評:旅から帰った夜は居待月を、と思いつつ眠ってしまった旅の疲れ。
私の読みは稲畑氏とちょっと違っていて
旅先で、今日は洗いものもないし、家事一般することもなし、もう風呂も浴びたし、のんびり居待月が見られるかしら、と思っていたら、思わず寝入ってしまったことよ。意識もしていなかったけれど、旅の疲れが出たんだな。
と読んだのでした。で、評を見たら、食い違ってしまったなぁ、と笑っているわけです。
8月8日が旧暦6月18日で、東京での月の出は19:35
9月6日が旧暦7月18日で、東京での月の出は18:30
10月6日が旧暦8月18日で、東京での月の出は18:05
でした。
食後にお腹も、くちくなって、ふと眠気がきざす時間でしょうか。
しかしまぁ、いざよい、たちまち、いまち、ねまち、とは繊細な言葉を作ったものですね。
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