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2009年10月29日 (木)

新型インフルエンザ

2009年10月21日付けで「インフルエンザ」という記事を崩彦俳歌倉のカテゴリーで書きました。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2009/10/post-6801.html
ここです↑

◆その中で、インフルエンザウイルスの「形」について触れました。
調べてみたところ、朝日新聞の6月15日付けの記事が頭の中にあったようです。

新型インフルウイルス、実は細長いインゲン形(2009年6月15日)
 新型の豚インフルエンザのウイルスは細長いインゲンのような形をしていることが、東京大医科学研究所の河岡義裕教授らの研究でわかった。米疾病対策センター(CDC)が流行後に公表した電子顕微鏡写真は球形だったが、撮影前の遠心分離器による処理でちぎれたウイルスの断片をとらえていたという。15日付の英科学誌ネイチャー(電子版)で発表した。
 ウイルス以外の物質を取り除くため、CDCは遠心分離器にかけていたが、河岡さんらはかけずに撮影したところ、長さ1千分の1ミリほどの細長い形をしていた。遠心分離器にかけると、ウイルスの大部分が不純物と一緒に除去され、残った断片が球状に写ったという。
 他の種類のインフルエンザのウイルスには球形や細長い形など、さまざまなタイプが知られる。
(後略)

こういう記事で、写真もついていました。
新聞社のサイトですのでリンク切れになる可能性はありますが、その記事へのリンクです。
http://www.asahi.com/science/update/0615/TKY200906150017.html

◆ところで、私が定期購読している雑誌「化学」の11月号で「新型インフルエンザ教養講座」という特集が組まれています。
この特集の中に「H1N1新型インフルエンザの姿」というページがあり、そこに新型インフルエンザウイルスの走査型電子顕微鏡写真と透過型電子顕微鏡写真が掲載されています。
また、「インフルエンザウイルスの基礎」という解説があって、どのようにして感染するのか、というような基本的な解説もあります。

「化学」は化学同人という出版社の雑誌ですが、ウェブ上で記事がある程度読めます。
下のURLは化学同人のホームページ中の、月刊「化学」11月号のページです。
http://www.kagakudojin.co.jp/kagaku/200911.html?200911&11

ここで、「電子ブック」という形で記事が読めます。上に書いたウイルスの形や、基礎に加えてワクチンの話なども読めますので、関心がおありでしたら読んでみてください。

◆ところで、新型インフルエンザウイルスの形の話に戻りますが、野田岳志氏と河岡義裕氏による「化学」の記事によりますと。

(前略)一般的なA型インフルエンザウイルスは、直径約100nmの球状あるいは太さ約80nmのフィラメント状構造を示す。ヒトから分離されたH1N1新型ウイルスの形態はフィラメント状を示すが、これはこのウイルス特有の特徴ではない。一般に、ヒトや動物から分離された直後のA型インフルエンザウイルスはフィラメント状であるが、培養細胞などで継代を重ねると球状粒子に変化することが知られている。しかし、ウイルスの形態とウイルスがもつ増殖性や病原性、あるいは個体から個体への伝播力との関連については、まったく明らかにされていない。(後略)

ということでした。
NHKなどのテレビニュースでは、球形の写真が使われていますが、間違いということではなく、培養下での姿ということになるのでしょう。「新鮮な」ウイルスはフィラメント状であるということです。

◆以上、私の中で引っかかっていたことをご報告します。

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