オオスカシバの幼虫
オオスカシバの幼虫です。
ヒメクチナシを食べています。
成虫は、透明な翅で飛び、ホバリング飛行もするので、ハチと間違われることがありますが、慣れれば一瞬で見分けられます。
この写真で頭は右にあります。
すると、腹端上部にぴょんと飛びだしたものがありますね。
これ、柔らかい突起です。固い針ではありません。刺さったりしませんから安心して下さい。
スズメガの仲間の幼虫たちの共通の特徴です。
頭部を接写しました。
ちょっと不鮮明で恥ずかしいのですが、側単眼が写っています。
で、面白いことに気づきました。
これはクロアゲハの幼虫の頭です。側単眼が写っています。
クロアゲハの側単眼は、一個の単眼全体が黒い丸になっていますよね。
オオスカシバの幼虫の側単眼をもう一度見てください。
一個の単眼は、丸い透明な盛り上がりになっていて、その中に黒い点があります。
こういう場合、「黒い」ということは、光がそこから眼の中に入って行ってかえってこないということです。
オオスカシバの側単眼では、単眼の中に「絞り or 瞳孔」のようなものがあって、そこから眼の中に光が入っているのでしょう。
クロアゲハでは、側単眼の円全体が光の入口になっている。
写真を撮ったときの時間、明るさ環境、なども影響していると思います。
クロアゲハはこう、オオスカシバはこう、と決めつけてしまうことはできませんが、同じ側単眼でも、状態というのか働き方というのかが異なることがあるのだな、と考えられます。
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