アオスジアゲハの卵
これ、クスノキの若い葉っぱに産み付けられたアオスジアゲハの卵です。
メスチョウは、前脚で葉の味をみて、自分たちの種の食草であることを確認してから卵を産む、ということは知っています。
でも、どうやって、それが新芽やごく若い葉であることを知るのでしょうね。
見ていると、ひらひらと飛来して、さっと葉に近寄って腹を曲げ、産卵してすぐ飛び離れます。視覚で確認しているのかなぁ。
ヒトが三原色で色を感じているのに対して、アゲハチョウなどは五原色で世界を見ているようです。色彩世界はヒトより豊かなのだと思いますが、分解能が少し低いような気もするしなぁ。
孵った幼虫は若くて柔らかい葉をちょっぴりかじって、小さな粉のようなウンチをします。
終齢幼虫になると、少しくらい枯れかかったような硬い大きな葉でも食べます。パリパリ、バリバリ音を立てて食べます。直径5mmもあるようなデカウンチをします。
この成長はすごい。
例えば、3mmだった幼虫が3cm=30mmになれば、相似形で成長したとして体の体積が1000倍にもなるんですよ。体重増もそんなものでしょう。
かれらの成長に立ち会うことは、「何の役にも立たない」かもしれないけれど「純粋な喜び」です。
無償の喜び、というやつを楽しみませんか?
« アゲハ羽化 | トップページ | オオシオカラトンボ »
「動物」カテゴリの記事
- タイワンキシタアツバかなぁ(2022.05.30)
- クマバチ(2022.05.30)
- ムカデ(2022.05.27)
- クモ(シロカネグモの仲間)(2022.05.27)
- クモ(ネコハエトリか)(2022.05.27)
« アゲハ羽化 | トップページ | オオシオカラトンボ »
コメント