巣に付きし
2009.7.27付 朝日歌壇より
巣に付きし木の葉手早く落とし終え孤独の世界に還りし蜘蛛は:(富士吉田市)萱沼勝由
世界とは、配偶相手、餌、敵、それら以外からなるものでしょうね。
どのレベルにおいてもクモは孤独です。昆虫類も社会性昆虫などはちょっと構成の仕方を変えなければならないですけれど、基本的に孤独です。
果たして、ヒトは孤独ではないのか?孤独ではないというのは幻想ではないのか。
生まれるといい死ぬといい、孤独であることに間違いはない。
せめて、立ち会う事が出来た者としては、祝福し、冥福を祈るのみ。
それは、ヒトに対してだけではなく、昆虫やクモたちに対しても同じでありましょう。
« ハッチョウトンボ | トップページ | 赤子の手 »
「崩彦俳歌倉」カテゴリの記事
- 榠樝(2021.02.01)
- オオスカシバ(2020.10.06)
- 猫毛雨(2020.04.20)
- 諏訪兼位先生を悼む(2020.03.25)
- ルビーロウカイガラムシ(2020.01.17)
« ハッチョウトンボ | トップページ | 赤子の手 »
コメント