日食がいっぱい
これ、1997年3月9日の日食の写真です。
部分日食が6つ写っています。
ですから、日食がいっぱい!
これを撮ることができたおかげで、こののち、教材としてずいぶん活躍してもらったものです。
その年に持っている教科が化学だろうと物理だろうと生物だろうと、日食がどこかである、という話になると、日食の原理から、観測の仕方、日食がいっぱいの話・・・軽く1時間は費やされますね。別に試験に出るわけでもなし、ただひたすらに好奇心の発露というやつです。
生徒の中には、先生って、いっつも楽しそうに授業やってたね、とか、先生の授業は「脱線 命」とかいってくれたり。もう、にこにこ、脱線だらけの授業だったのです。
最後に、上の写真を撮るのに使った、穴のあいた紙。
これです。
こんなもので楽しい写真が撮れます。お試しあれ。
木漏れ日でもいいんですよ。葉っぱの重なりのすき間がピンホールになって地面に日食が写ります。ただ、こちらの撮影しやすい場所に写るかどうか、コントロールできにくいので、穴のあいた紙はお薦め。
また、指を曲げて、関節の間のすき間を使ってもいい。
両手の指を直角に重ねて、格子状のすき間をつくってもいいのです。
ほかにもいろいろバリエーションはあると思います。今度日食に出会うことのできる方はぜひ試してみてください。
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