小綬鶏
2009.7.13付 朝日歌壇より
ま昼間は小綬鶏わたる交差路に信号つきぬ人みまかりて:(ひたちなか市)篠原克彦
高野公彦 評:犠牲者が出て信号が設置される皮肉な現実。
そう、評にあるように「人の」皮肉な現実。
と同時に、基本的に昼間はだ~れも渡らないところで、ひとり昼行燈のように点滅を繰り返す「信号の皮肉」。
二重に読み込むべきでしょうね。
おそらく、誰も守らない信号機。それも皮肉なことです。
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