クロアゲハ羽化
6月27日。
前の記事の蛹からの羽化ではありません。
別の蛹から。
旅立つ前の記念写真です。
口のところにゼンマイ状の口吻がありますね。羽化直後は左右二本の半円筒状なのです。これを一本に合わせる作業、というのも羽化後に行います。これは見たことがあります。
ところで、今日読んでいた本(*)によりますと、
・・・
アゲハチョウの口吻を左右に分けて中をのぞいたところ、内壁のの中央に縦1列に並んだ40対ほどの感覚毛を見つけることができた。そして、味覚の電気生理と行動実験でこの感覚器が吸引行動に重要な役割を担っていることがわかった。・・・。吸引している間、すなわち花の蜜がある間は信号を中枢に送り続けていると考えられる。
・・・
この管の中に、甘い味を感じる器官があるんですね。今日初めて知りました。
*動物の多様な生き方 2 「動物の生き残り術」日本比較生理生化学会編。共立出版。
« クロアゲハ蛹 | トップページ | アオスジアゲハ羽化 »
「動物」カテゴリの記事
- タイワンキシタアツバかなぁ(2022.05.30)
- クマバチ(2022.05.30)
- ムカデ(2022.05.27)
- クモ(シロカネグモの仲間)(2022.05.27)
- クモ(ネコハエトリか)(2022.05.27)
コメント