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2009年7月22日 (水)

雄滝と雌滝

2009.7.20付 朝日歌壇より
絶壁を並んで落下する滝は雄滝と雌滝虹一つ架け:(熊谷市)内野修

雄滝と雌滝を一つの虹が架け結ぶ。ということはわかるのですが、理科おじさんはどうもいけません。虹の生成の理屈を知っているものだから。

太陽と自分の頭を結ぶ直線に対して40度~42度開いた方向に主虹ができるのです。
雄滝と雌滝がそれぞれに水しぶきをあげていたとしても、一人の人に対しては一つの虹しか生成しません。
まったく、みもふたもないなぁ。
雄滝と雌滝が結ばれる、というロマンは私にはないのですが、そのかわり、虹が生成することの不思議を深く感じます。実は、虹を深く追求すると、単なる幾何光学では済まなくなるのです。その辺も含めて、虹の不思議にロマンを感じます。

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