日食
東京都大田区の南ふち。
7月22日午後12時46分。
です。
朝から結構強い雨が降り続き、この時間やっと、この曇天。
いやあ、残念でした。部分日食は見られませんでした。
日食を見ようと準備していたんですよ。
これ、観測用眼鏡の表側。強く光っていますね、この面にコーティングが施されていて反射率を高くしてあるのだと思います。
強い太陽光のかなりの部分を反射でシャットアウトするのでしょう。
こちらが、顔の側。
光っていませんね。反射されなかった光はさらに吸収されてわずかだけが透過して目に入るのです。
普通にこの眼鏡怖を目の前にかざすと、何にも見えません。真っ暗です。相手が太陽だから透けて見えるのですね。
星の手帖社が出した、日食本「欠ける太陽を見よう! 皆既日食」に付いていました。
日本全国各地での見え方の地図とこの眼鏡で合わせて500円。かなり売れたそうです。
アサヒコムの記事によると
2009年7月22日1時57分
・・・
星の手帖社(東京都渋谷区)は5月、「欠ける太陽を見よう! 皆既日食」(税込み500円)を発行した。本の中に、目を保護するフランス製の日食メガネを挟み込む作業があり、社員3人で毎日2千部を出荷するのがやっとだったという。
ところが6月以降、人気に火がついた。3日で完売という書店も現れ、特に奄美大島などで皆既日食が見られる鹿児島県での売れ行きが突出している。1万部でヒットといわれる天文分野にあって、すでに約13万5千部を完売。紀伊國屋書店によると7月には全国販売数で、村上春樹さんの「1Q84」を超えた日もあったという。
・・・
ということです。知らなかった。2冊買いましてね、妻と二人で並んで観測する予定だったのですが・・・。ザンネン。
次は26年後とか。多分生きていませんね。わが人生最後の日食でしたが、見られませんでした。
ただの紙。折りたたんで角をハサミで切って、9つの穴をあけたものです。
名付けて「日食がいっぱい」観測装置。
立派な名前でしょ。
一つ一つの穴がピンホールカメラになって、9つの日食像を結ぶのです。
それを写真にとってお目にかけるつもりだったのですがだめでした。
つまんないから、こんな写真を撮りました。
室外からの光をカーテンで遮って室内を暗くし、天井の蛍光灯の像を白い紙に結ばせて撮影したものです。
蛍光灯は3本セット。そのセットが9つ写っています。小さな穴からの像は暗くなっています。
紙にあけた穴は四角いのですが、結ぶ像は四角くなんかありません。ピンホールカメラですからね。
このように、四角い9つの穴から、9つの部分日食像が写る予定だったのです。
はい空振りしました。
テレビの中継を見て、テレビ画面の写真を少し撮ってあります。面白いものがあったらそのうちお目にかけますが、もう、みなさんごらんになっていますよね。
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