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2009年7月 2日 (木)

もぬけ

2009.6.29付 朝日歌壇より
長々と蛇の蛻(もぬけ)の羨(とも)しさよ:(福津市)松崎佐
 金子兜太 評:木漏れ陽に浮かぶ感じの蛇の抜けがら。ながながと軽々と。

恥ずかしいことを打ち明けます。
「もぬけのから」という言葉はよく知っておりましたが、「もぬけ」を知りませんでした。

も‐ぬけ【蛻】脱皮すること。また、その皮。ぬけがら。重之集「蝉の―をつつみて」[広辞苑第五版]

生徒かかし:金子先生、質問!「木漏れ陽に浮かぶ」って、どこから読み取れるんですか?
先生  :まあ、そんなもんでしょう、雰囲気が。

生徒かかし:どうして蛇の抜け殻が羨ましいんですか?
先生  :人間は脱皮できないからね、何でもかんでもしょいこんで、重たがってるでしょ。自分でしょいこんだのにね。時々脱皮できたら、さっぱりして、身軽で、いいだろうね~。
生徒かかし:ふ~ん。垢で死んだ奴はいない、っ、ともいうから、脱皮しなくても大丈夫。かなぁ。修行が足りんなぁ。

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