コウガイビル
雨の日。歩いてました。
好きじゃありませんが、ぞっとするほどでもない。
触りたくもないけれど、我が家の庭のどこかで生きていることは十分許容できます。
「郊外」の「ビル(ディング)」ではありません。
髪飾りの「笄」のような形をした「蛭」という意味です。
でも、ヒルではありません。ヒルは分類的にはミミズなんかと同じ「環形動物」で、口から肛門まで消化管が体を貫いています。
ところが、コウガイビルは「扁形動物」といって、口から体内に「袋状」の消化管が広がっており、肛門はありません。全然違う動物ですね。
プラナリア(ウズムシ)も扁形動物です。結構「かわいい」と人気です。人気のもとは「目」ですよね。なんだか寄り目見たいでかわいく見えるのです。
コウガイビルの場合、(人間の)目で見ても、「目」という感じのものは見えないのですが、光を感じる眼点というものは複数あるのです。この目では、形なんか見えません、光の来る方向とか明暗くらいしか分からないでしょう。でも、それで自分が住む環境を自分に必要なように把握しているのです。不思議なものですね。
プラナリアに比して「不当な扱いだ」ともいえますが、まあ、好きな人は多くはないでしょう。
静かにしておいてあげましょう。
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ご指摘、恐縮です
一応ウィキには当たっていて
概要分かっておりましたが
万事テキトーな性格ゆえ
親子のように載せてしまいました
理数的な観点からはトンデモナイ事を
したようで反省しております
さて我家、緑が多く花も多く
ハナアブも寄ってくるわけですが
草花の大敵、ナメクジ
この時期大発生しています
その数少ない天敵がコウガイビル
襲っている現場を目撃した事もあり
おぞましい姿ではありますが
ひそかに応援しております
く( ̄△ ̄)ノがんばれー
投稿: たつ | 2009年7月 6日 (月) 17時38分
すごいものを見ましたねぇ。コウガイビルがナメクジを捕食しましたか。私はまだ見たことがありません。見たいという光景でもないですねぇ。
小笠原の父島の固有のカタツムリが絶滅の危機に陥ってしまったのは、陸生プラナリアのニューギニアヤリガタリクウズムシのせいだと思われるそうです。すごい食欲なんですね。
投稿: かかし | 2009年7月 7日 (火) 14時11分