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2009年6月17日 (水)

ラメ入り

2009.6.14付 朝日歌壇より
春うらら何かをぶち壊したくてラメ入りアイシャドー引いてみる:(横浜市)紅 征
 高野公彦 評:作者は中国人で、日本語の勉強を兼ねて短歌を時々作っているという。これは女性の気持ちが見事に表現された秀歌だ。

女性にとっての「化粧」というものの意味を、男性、それも老人域に片足以上突っ込んだ私のような男性には、理解することは困難です。
「素のまま」であることを、自分の生き方のスタイルとして標榜してきた男ですし。

ですから、上掲の歌について、積極的な何かを言うことができません。
化粧が「戦闘服」であることもあるのですね。そうなのか。電車や街で見かける女性の化粧に、新たな視点ができました。

2009.6.14付 朝日俳壇より
香水をふつて心を鎧ひけり:(泉大津市)多田羅初美
 大串章 評:<香水の香ぞ鉄壁をなせりけり 草田男>には男の怯みが見え、上掲「心を鎧ひけり」には女性の気概が見える。

実はこの日の歌壇の最初の歌が一番上の「アイシャドー」で、俳壇の最初の句が「香水」なんです。偶然でしょうが、「戦闘服としての化粧」が歌壇・俳壇の先頭を飾っています。

ごめんなさい、女性がた。香水は苦手。
どんなによい香りであっても、強制的にかがされるのは不快でしかない、という無粋な男でスミマセン。生活用品、食品、なにからなにまで、基本的に「無臭」か「素材そのものの香り」を好む男です。「素のまま」が好きなんです。
香水で心を鎧った女性に出くわしたら、多分、私、逃げだします。

ところで、同じ多田羅さんが、こんな句も投じています。

白地着て女の意地を通しけり:(泉大津市)多田羅初美
 稲畑汀子氏の選です。

何があったのか、想像もつきませんが、かなり「とがった」気分だったのでしょうか。
白地で結構ですから、どうか、生成りの綿のシャツのような、ざっくりした状態に、心を整えてくださいませ。
{かかし}

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