夏つぽい
2009.6.8付 朝日俳壇より
山越えて乳房の赤子は夏つぽい:(神戸市)豊原清明
金子兜太 評:新鮮。いま山を越えて来たばかりと、母と赤子。
よくわかっていないのですけれどね。赤ん坊を背負って歩いて来て、峠をこえたあたりで、一休み。赤ちゃんにおっぱいを吸わせているのかな。赤ちゃんの顔も火照って、赤く湿っている。それが「夏っぽい」という表現に凝縮したのでしょうか。
この6/8付の俳壇の金子氏、「ぶっとんでしまって」。なんだか、もう、俗世を離れてしまったのかなぁ。金子氏の「評の評」が必要になりそうな勢い、私のような凡俗には。
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