モンシロチョウ(2)
冷蔵庫から救出されたアオムシちゃんが、蛹になりました。
典型的なモンシロチョウの蛹です。
半透明で薄緑色のエメラルドのような蛹です。
翅が見えていますね。
柔らかい蛹で、立てた状態にするとすこし歪みます。
まずい。
天井に貼りつくような姿勢が安定姿勢のようですので、あわてて、そういう姿勢に戻してやりました。
前2枚の写真でもわかるのですが、幼虫は蛹になるにあたって、プラスチックケースに糸を吐いて、頑丈な足場を作ってあります。
蛹の大きさからすると、立派すぎるくらいに頑丈そうです。
もっと大型の蛹になるアゲハやアオスジアゲハの幼虫が作る足場はこれほど目立たない気もします。
フラッシュ光を斜めから浴びせて、足場の糸が光るように撮影してみました。
幼虫が糸を吐きながら、首を振った様子が想像できますね。すごい仕事をするものです。
蝶の幼虫を飼育したプラスチックやガラスのケースには、幼虫が足場にした糸が張られています。ですから、そのケースを他の昆虫の飼育に転用すると、脚が滑らなくていいんですよ。
カマキリなどは餌を捕獲して食べるのに安定した足場が必要ですので、金網の飼育箱、蝶を飼育したことのある飼育ケース、それもなければ、ケース内に細い枝を邪魔にならないように入れる、などの工夫をして足場を用意してあげなければなりません。
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