をとこ言葉
2009.6.14付 朝日俳壇より
祭髪をとこ言葉を飛ばしけり:(松戸市)大井東一路
私は、あくまでも素のままでいたかった。だから「ハレ」と「ケ」で違いが出ることも拒否したかった。
「まつり」は嫌い。「儀式」も嫌い。
このごろは女性も「いなせ」な格好をして祭りに参加したりします。男も女も、「ハレ」に興奮して、ひどく「強くなった」振る舞いをします。これが、大嫌い。
ご本人達は気持ちよいのでしょうが、「ケ」ではできないことを「ハレ」ではできるということが嫌い。
「ハレ」でできることは「ケ」でだってやります。
「ケ」でできないことは「ハレ」でだってやりません。
そういう生き方を(可能な限り)しました。
学校というところでの「お祭」である、卒業式、などというと、女子が「わかれ」という言葉の響きだけに過剰に反応して、ハイになってしまいます、興奮します。あれが嫌いで、ですから卒業式などには可能な限り出ませんでした。
祭はきらいだな。
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