蟇
2009.6.14付 朝日俳壇より
渡りきるまで子供等が守る蟇:(新座市)渡辺真智子
まさか、カエルになりたてのちびガエルが渡っているわけではないですよね。やっぱり大人のヒキガエルが、のそりのそりと歩いているんでしょうね。
興奮させなければね、手にのせて運んだって大丈夫なんですよ。乗せて、ね。掴んで、ではなく。
そのあたりの扱い方がうまくなると、生き物との付き合いがすっごく楽しくなるんですがね。
言葉は通じませんが、相手に警戒心や闘争心を起こさせない「ふんいき」「ふるまい」というものはあるんです。虫にだってそうです。ということは、やっぱり、ヒキやムシにも心があるんですよね。
よかったね、優しい子等に見守られて。
「崩彦俳歌倉」カテゴリの記事
- 榠樝(2021.02.01)
- オオスカシバ(2020.10.06)
- 猫毛雨(2020.04.20)
- 諏訪兼位先生を悼む(2020.03.25)
- ルビーロウカイガラムシ(2020.01.17)
コメント