巡査 スクワット
2009.6.1付 朝日歌壇より
駅前の行き交う人を見守りつつ交番の巡査スクワットする:(沼津市)森田小夜子
可笑し味がありますね。巡査ってまぁ、大変な仕事ですよ。一般人の生活に寄り添いながら、一方ではいつ発生するかもしれない犯罪に対する最前線でもありますからね。
でも、人は人。退屈するでしょう。体がなまった気分もするでしょう。で、スクワット。どこか、のどかです。交番は暇な方がよいのです。
障害者の駐車禁止除外関連の用事で、近くの警察署へ何回かいってきました。事務的なことなんですけれど、警察官って、やっぱり普通の事務官とは違いますね、漂わせている雰囲気が。肉体的な衝突に対して冷静に対処できる訓練を受けているという感じです。私のような、肉体的にひ弱な人間は、他者と強い肉体的な衝突が起こったら、頭の中が真っ白になってしまいます。声さえ出ないかもしれません。それに比べて、警察官は柔道、剣道、棒術など体のぶつかり合いに対処できる人たちだ、そういう雰囲気が漂っている、なんだか圧倒されそうだ、そんな気分がしました。
交番に立つ、それって、すごいことだと、改めて思います。
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