君と生きたい
2009.6.8付 朝日歌壇より
真っすぐに伸びる線路が少し曲がる辺りで君と生きたい五月:(広島市)大堂洋子
この歌そのものにはコメントしようがないんです。「線路が少し曲がる辺り」というのがどういう意味、イメージをはらんでいるのか、つかまえられませんでした。
ただ、この歌を読んでいると、また、昔の歌を思い出してしまいました。
しばたはつみ さんの「Musician」という歌なんです。
うろ覚えですが「中央線がカーブを曲がると懐かしい部屋が見える」というような歌詞がありました。売れない曲、時代を突出してしまった曲を、飢えたけもののような目をして弾いていた、そんな人と同棲していた、若い時代・・・というようなイメージの歌です。
しばたはつみ さんの歌は大好きでした。ダイナミックで大きな歌い方をされました。引っ越してきたら、意外とご近所に住んでいらっしゃることが分かって、嬉しくなったりして。お見かけしたこともないんですけどね。
ふと、想い出をかき立てられました。
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