ハラビロカマキリ孵化(3)
孵化の一連の写真を撮っている途中で、少し変化のない時間帯に、すでに上の方に上がっていた幼虫に、「おいで」と指を出してみました。
カマキリは上へ上へ、と行きたがる性質を持っていますので、それをうまく利用しコントロールしてやると、ほとんどストレスをあたえることなく対面できるのです。
見てください、このかわいさ。
こんばんは、おじちゃん、ごようですか?という感じで、目の前へやってきました。もう可愛さにお手上げですね。
孵化(1)の冒頭の写真をもう一度。
一人前です。口器といい、ァマといい、脚に浮きあがり始めた模様といい、もう一人前なんですけど、まだ、体全体は赤ちゃんです。
この、頭が盛り上がった状態というのは、このときまでで、体が乾燥し、色が黒くなるともうこういう顔つきではなくなります。
手の上を歩きまわって、もうそろそろ、降りたくなってきた気配。
名残は尽きないんですが、旅立ちです。
他の兄弟と少しだけ離れた葉っぱにおろしてやりました。共食いの危険を避けたいのと、先に孵化したオオカマキリの幼虫となるべき遭遇させたくないのと、クモの居場所から遠いと感じた場所へ、ということです。
このあとどうなったのか、それはヒトに分かる範囲のことではありません。
100分の1くらいしか生き残るチャンスはないのでしょう。でも、頑張ってね。また会おうね。
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