蝸牛
2009.6.1付 朝日俳壇より
この蝸牛とかの蝸牛出会ふのか:(東京都)井原三郎
金子兜太 評:家を背負ってのそのそ。いつになったら出会えるのかねえ。
確かにねぇ。あの行動力で広い地域を歩き回って、出会えるんでしょうか、うまく。
何か互いを呼ぶ「におい」のようなもの、フェロモンのようなものでもあるんでしょうか。
カタツムリは雌雄同体ですので、出会いさえすれば、共にメスであり、共にオスであるので、一挙に二つの交尾が成立することにはなるのですが。
世界は広いからなぁ。シンパイだ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%83%84%E3%83%A0%E3%83%AA
ウィキペディアです。カタツムリの解説なんですが、一部を引用します。
リンゴマイマイ科やオナジマイマイ科など一部のグループでは生殖器に恋矢(れんし)と呼ばれる石灰質の槍状構造を持ち、交尾の際にはそれで相手を刺して刺激することが知られている。またオナジマイマイ科やニッポンマイマイ科では、生殖期に大触角の間の「額」の位置が盛り上がって瘤(こぶ)状になっているのが見られることがある。これは頭瘤(とうりゅう)と呼ばれるもので、性フェロモンを分泌すると考えられている。
やっぱり、フェロモンもあるんでしょうね。そういうのがないと、出会えないよなぁ。
「恋矢」はたしか love darts というんじゃなかったかな。不思議な行動ですね。
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