梅の実
2009.6.14付 朝日歌壇より
つやつやと梅の実みどりに発光し向いの山に時鳥啼く:(西予市)大和田澄男
この歌のポイントは「発光」というところですね。普通なら緑色に「輝く」というでしょうが、自ら発光している、という見方がものすごく歌に明るさをもたらしています。
景色全体が透明に明るく光り輝きだしました。
見事な言葉を選ばれました、と申し上げます。
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