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2009年6月25日 (木)

雷ひびく

2009.6.22付 朝日俳壇より
山は山草は草なり雷ひびく:(長野県)縣展子
 金子兜太 評:すべてが自然(じねん)自立の生きもの。人は人、と言いかけて躊躇う気持ち。

的を射た評。

虫好き人間の多くが、厭人的になる、ニヒリスティックになる、無権力的になるのはどうしてかなぁ。
無人島を買って、昆虫たちの食草になる植物を植えて、人との交際を絶って、虫に刺されながらかゆいかゆいと余生を送りたくなります。

ふと。
クラシックの音楽を聞きながら、カラスの声が重なったりするとうるさく感じません?
尺八や琴の音、太鼓の音などに浸っているときに、カラスが鳴けば、その声は演奏の一部になり、雷が鳴れば、演奏のベースになる。
楽音だけではない、雑音を含んだ音の空間って、好きだなぁ。

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