くちなし
2009.6.22付 朝日歌壇より
雨の匂い中にひとすじ甘い甘いくちなしの匂い交じり切ない:(川崎市)川村真樹
散文の人=かかしは、この歌と全く同じ情景にあって、散文的なことを考えているのです。
この甘い匂い、オオスカシバのお母さんも嗅いでいるんだろうな。
あっ、子どもの食草がある!卵を産んでいきましょう、って思っているんだろうなぁ。
全部受け入れるわけにもいかないけれど、今年もまたオオスカシバの季節なんだなぁ。とね。
玄関のドアを開けると、今の季節、甘い香りに包まれるんですよ、我が家でも。
トイレに芳香剤を置いてはいけない、などということも花の香りを嗅ぎながら思う「散文人」です。
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