イトトンボのヤゴ
妻が池で見つけてきました。
私はしゃがむことが苦手なので、こういうのを自分で見つけるのはきつい。
3本の尾鰓。これがイトトンボの仲間(均翅亜目)のしるしです。
シオカラトンボやヤンマなどは不均翅亜目という仲間に入っていて、いわゆるヤゴ型をしています。
このくらいがやっとでした。
ところで、ヤゴの写真を撮っていたら、水面に小さな小さな昆虫が走っていました。生きたい方へ自らの意思で自由に走っていくという感じです。水生昆虫の幼虫という感じなのですが。
体長は1mm足らず。本当に小さいのです。
写真を撮るのはとても難しい。
逆光のシルエットでいいや、と撮ったのがこの写真です。
http://mushinavi.com/navi-insect/data-amenbo_katabiro_kesi.htm
↑ここで調べてビックリ
カメムシ目 > カタビロアメンボ科 > ケシカタビロアメンボ
学名:Microvelia douglasi
和名 ケシカタビロアメンボ
体長 1.5~2mm
分布 本州,四国,九州,対馬,南西諸島
出現期 4~10月
エサ 昆虫の体液
なんとまあ、アメンボの仲間なんですね。「芥子粒のように小さい、肩の張ったアメンボ」ということでしょう。まいったなぁ。「止水域の水面に生息しており、泳がずに水面を歩く。」という記述もありました。そうなんです、普通のアメンボと水面での動き方が違うんですね。しかし「水面を歩く」とはいっても、水面との摩擦がなければ歩けないが・・・。どうやってるのでしょうね?
有翅型と無翅型があるということなので、上の写真は無翅型の成虫ではないかと思っています。
◆ついでに申しますと、普通のアメンボは、脚の先端が水中に潜っており、脚で渦をつくって後ろへ渦を蹴り送るのです。渦というものは水の中の現象なんですが、質量のある粒みたいに考えることもできるんですね。で、水面で摩擦がなくても、渦粒を後ろへ送り出すことで自分自身が前への運動量を獲得する、という水面歩行の仕組みなんです。一種のロケットみたいなものなのです。
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