アゲハ幼虫(2)
知らない方は、この黒い模様が目だと思われるでしょう。
目玉模様は胸部の3番目の体節のところにあるんですね。
その前方に胸部体節が二つあって、その先に本当の頭部があるわけです。
頭部の側面には、側単眼という本物の目が並んでいます。
見たこともないし、これからも見ることもあり得ない「ヘビ」への擬態なのでしょう。
どうやったら、こういう風に擬態相手の姿に近づけるのか、まるっきりわかりません。
こうなることが、生き残りの率を高めた、ということなのでしょうけれど、眼のふちどりや、横線、頭の盛り上がり具合・・・こんなに見事でなくても、もう少しずぼらな擬態でも、生存率ってそんなに変らないんじゃないの?って。でも、「億」という単位の時間の中で磨き上げるとこうなるのでしょうね。ヒトの射程ではとらえきれない底深さです。
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