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2009年6月 3日 (水)

燕の子

2009.6.1付 朝日俳壇より
大雨の心細げな燕の子:(多摩市)岩見陸二

あの雛の大きな口、開くと黄色い大口、あれがツバメの親の給餌行動を引き起こす引き金になるのではなかったでしょうか。
鳥のヒナというのは、無力なくせに、エサよこせ!と強引に叫ぶようなところがあって、おかしいですね。

ツバメがヒナを育てていれば、当然、糞が落ちます。それを嫌がって巣を叩き壊してしまう、心無い人も多いようです。
生きていれば、必ずウンチをする、そんな当たり前のことを「お互い様」といって認めあうこともできないのでしょうか。不寛容な気分が蔓延して、窮屈ですね。

燕の巣って、妙に窮屈な場所に作ってありますよね。ツバメは低く高速で飛んできて、羽ばたきをやめて、運動エネルギーを位置エネルギーに変換しながら上昇します。そうして、巣の高さのところで、ちょうど運動エネルギーがゼロになって、脚を伸ばすと巣の縁に静かに着陸できる、という飛行術を使っているのです。すごいでしょ。感覚で身につけたすぐれた飛行技術です。

燕の眼は前方と側方と、独立にはっきり見えるようになっています。ヒトの眼は、字を読むときに使う黄斑のところ一カ所しかはっきりとは見えません。このすぐれた眼も、あの鋭い飛行を可能にしているのです。

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