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2009年6月17日 (水)

独房

2009.6.14付 朝日歌壇より
有難し「きばいやんせ」と励ましの言葉届きぬ異国の独房(セル)に:(アメリカ)郷隼人
 高野公彦 評:鹿児島市・山本幸子氏の作≪郷さんは矢張り薩摩の人なりし「きばいやんせ」とエール送らん≫(五月四日掲載)への返歌。
 馬場あき子 評:アメリカの独房から。その名には帰れない故郷が見えるが、その故郷からの励ましの言葉が届いた。方言の「きばいやんせ」が心に響く。

こんなことを言うと、大変な批判を喰らいそうな気もするのですが・・・。
こういう交流が成立する状態がよいのか?と懸念するものです。
アメリカの法律のもとで終身刑に服している方に、日本からエールを送るという事には、どのような意味があるのでしょう。
頑張ってください、といっても、終身刑の終わるまで。つまり、服役を終えて社会復帰することは基本的にはないはずですから、命の終わりまでを、がんばれというのですか?

かつて、坂口弘氏が朝日歌壇の常連であった時にも、同じような問題をはらんでいる、と考えていました。坂口氏の歌は注目して読んでおりましたが、自分自身の中にとどめておりました。

どうか、多くの方々に、「悩み抜いていただきたい」と考えるものです。

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