サクラの葉の蜜腺
これ、例のおいしいサクランボを食べさせてくれたサクランボの木です。
5月15日撮影。
実の時期が終わって、新たにまた成長を始めました。
ふと見たら、葉の付け根のところに、ポッチンが二つ。
他の葉は?
と見たら
やっぱりありますね。
4月30日付で「ヤマザクラ」という記事を書きました。そこでは「赤いポッチン」の話をしています。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2009/04/post-501d-1.html
あの時は、あの木、あの種類に特有なものなのだろうと思っていました。
そうしたら、目の前のサクランボの木にもこれがありました。
たまたまこの日、白山神社前に行く用事があって、境内の桜の木も念のために観察してみることにしました。ソメイヨシノです。
ありました!
「サクラ」一般に、この蜜腺があるんですね!
何だか液体がにじみ出ていませんか?
でてますね。蜜が分泌されているようです。
調べてみたら、「花外蜜腺」というのだそうです。花の中の蜜腺は有名ですし、もちろん「花内蜜腺」です。
アリを呼んで、パトロールしてもらい、ガの卵なんかを運び去ってもらうことにメリットがあるのではないか、という記述がありました。
http://had0.big.ous.ac.jp/thema/nectary/nectary.htm
↑ここで見つけました。
まだ葉の柔らかい新芽のうちは、蜜腺でアリを呼び、成長して固くなった葉では食害も少ないので蜜を分泌が少なくなるということです。
他の植物でも、花外蜜腺を持つものがあるそうです。知りませんでした。
面白いものですねぇ。
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