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2009年4月 3日 (金)

答辞

2009.3.30付 朝日俳壇より
選ばれし生徒職なく答辞読む:(静岡市)安藤勝志
 金子兜太 評:卒業式の句と読む。時世への批評率直。

選者にからむのは私のよくない癖ですが、この句はどう読んだって卒業式以外ではあり得ないでしょう。
ただ、卒業までは来た、だが、その先がない。ということの、つらさ、社会の異常さ、が身に沁みます。

農を継ぐことも決まりて卒業す:(亀山市)鈴木秋翠

この場合の「農を継ぐ」というのが、農の理想に燃えた大きな未来を見据えた選択なのか、他の選択肢がなかったためのやむを得ざる選択だったのか。とても気になります。

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コメント

「農を継ぐことも決まりて」からは 「よっしゃ!俺は農業で未来を切り拓いていくぜ!」という印象は受けません。(もちろん現実の作者がどうだったかは分かりませんし、必ずしも否定的だとも思いませんが)

もしも理想に燃える未来を想定しての句であれば、表現が違ってくるのではないかと思います。少なくとも「決まりて」という受動的な表現にはしないのではないかと。実作者としての感想ですが。

 なるほど。そういうふうに言葉を練るわけですね。消化不良の言葉を一気呵成に書き連ねてしまう私の文章は「練れていない」わけだ。
 
農を継ぐことを心に卒業す
農を継ぐ大地を踏んで卒業す

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