倫敦
2009.4.6付 朝日歌壇より
童話にも登場しそうな鳩・うさぎ・鹿をたべたと倫敦の吾娘:(名古屋市)山田静
アグネス・チャンさんが初めて日本に来た時に、どうして日本では公園にあんなにおいしそうな鳩がいっぱいうろついているのだろう、と思ったという話は、有名です。
戦後、上野の山から鳩がほとんどいなくなった、というのも有名です。(食べちゃったから)。
私が子どもの頃は、スズメの「焼き鳥」がありましたよ。
犬を食べる習慣も残っていました。おじいさんたちが、あれは体が温まる、と言っていましたし、犬の毛皮の帽子なんかかぶっていましたし。
日本人の食生活はずいぶん変化したのです。
精神がやわになったかもしれません。肉といってもまるで工業製品のようで、動物の命なんだという感覚が欠落しがちです。
他の命をもらわなければ自分の命が保てない、という宿命をきちっと認識すべきですね。
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