いのちの果て
2009.4.6付 朝日歌壇より
全身をあずけ洗われいる母にいのちの果てのさびしさを見つ:(栃木県)飯塚哲夫
そう遠くなく満61歳になりますが、ここまできて、長寿はめでたい、と単純には言えなくなっている自分を見出します。
戸塚洋二さん、緒方拳さん、・・・。
よい逝き方をなさった。と感じています。
戸塚さんは「A Few More Months」というブログを書きながら逝かれました。
私も、「かかしさんの窓」の次に、「かかしさんの残照」とかいうブログを書きながら逝きたいな。
生に執着するのは「苦」である。しかし、死に執着するのも「苦」である。
無理に長生きしたくもないし、無理に命を刈り取りたくもない。
終わり方って、難しいものですね。
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