寝た子
2009.4.6付 朝日歌壇より
二人から二人生まれたことの重さ夫とそれぞれ寝た子を抱きぬ:(高槻市)有田里絵
上のお子さんをお父さんが寝かしつけているのでしょう。お母さんは赤ちゃんを。
「怒らない子育て」という本を買い読む間もなくてまた怒りおり:(佐倉市)船岡みさ
もう、「子育て」をとうに卒業してしまったじいさん・ばあさんの後知恵なんですがね
子の温もりに触れる日々、大人の思うようにはならない日々、それが子育ての醍醐味であり最高の喜びなんですよ。幸せ、というものの実体です。
「大人が子を育てる」のではないのです。子には自らの命を自ら育てていく力がみなぎっているのです。子の成長に立ち会い、子の育ちゆく時間を共有し、子が育ちゆく、その力を支え、まっすぐに伸ばしてあげる、これが親のすることです。
決して所有物のようには考えないでくださいね。子は自らの力で生きています。
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