つくしんぼ
2009.330付 朝日俳壇より
つくしんぼ総立ち朱鷺の舞ひ降りぬ:(長野市)縣展子
大串章 評:佐渡で飼育された朱鷺が、近隣の各地へ飛んでゆく。土筆が「総立ち」になった、といったところに朱鷺を迎えた喜びが出ている。
わぁ~い、トキさんがやってきたぁ、うれしいなぁ。と、みんな立ち上がって拍手している。そういうイメージを抱きました。
◆遺伝的な多様性が少なくなってしまった「トキ」。
個体数がうまく増えても、タフに生態系を生き抜くことができるか、不安を感じます。
◆世界中のチーターは、遠い近いはあってもみんな「親戚」です。おそらく、過去に、個体数が100の桁まで落ちたことがあって、そこから数を回復して現在に至るのです。そのために遺伝的な多様性が少なくなってしまったのですね。
遺伝子病などが増えます。病気などへの耐性が下がります。
この先も、チーターにとっては厳しい時が続きます。
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