カエデの花②
4月11日。
メシベの伸びた雌花です。
左上はもう枯れた雄花でしょう。
この時間差が気になりますね。
ところで、メシベの付け根のあたりに注目!
子房が羽状に両側へ広がっているのがわかります。
これですよね、カエデといえば。
この雌花と思った花をよくよく観察するに、オシベもありますねぇ。
これは雌花ではなくて、両性花というのでしょう。
「写真で見る植物用語」という本では、イロハモミジには雄花と両性花がつくという写真があります。
「花から種へ」という本ではオオモミジでは、雌雄異花とあります。
いろいろあるんだなぁ。
翼は2枚見えますが、1枚に1個の種子のはずです。
十分に熟して、乾燥すると、風に乗ってずいぶん遠くまで飛びます。種子のあたりに重心があって、片羽なんですが、ヘリコプターのようにくるくると回りながら飛びます。
これが楽しい。力学的にも面白い。紙とおもりで、カエデのヘリコプターをつくるという理科遊びもあります。
上が両性花、下が雄花でしょうか。
うまく授粉していて、実がなることを期待しています。
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