泣く
2009.4.6付 朝日歌壇より
時代かな追い出しコンパで謝辞のべる男子学生つぎつぎに泣く:(焼津市)興津達朗
佐佐木幸綱 評:大学教員の作か。「時代かな」にあっけにとられた感じがでていて、実にユーモラス。
あっけにとられて、ユーモラス、もいいけれど、これ、結構深刻な事態のような気もします。
別に「男は泣かない」なんていいませんけど、場が違うよなぁ。
やわになったんだなぁ。節目とか、思い出とか、そういった言葉、別れなんてことに過剰に反応したり、感動を求めて空騒ぎしたり、少々異様な気もしているんですよ。
「歓送迎会」なんてものもまるで無視・拒否して生きてきたかかしさんとしては、ユーモラスというよりは、気持悪いなぁ。
退職した時も、送別会やりたいと教科の仲間にも言われたけれど、断っちまったもんなぁ。
泣く、という感覚が全く理解できないんですね。ポチタマなんか観てると、じんとくることはあります。涙腺は緩くなりました。
でもなぁ、やっぱり、わかんねぇやぁ。
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