蝶は一頭
2009.4.12付 朝日俳壇より
蝶は一頭兎は一羽万愚節:(習志野市)早川高士
あの~、私も結構虫好きですが、蝶を一頭、二頭・・・と数えるのには少々抵抗感があります。これ、マニアの隠語みたいなものだと私は理解しています。なんだか、数え方の本みたいなのに載ったらしくて、「頭」が普及してきたようでもありますが・・・。
南方の大きな蝶を「頭」で数えるのはいいかもしれませんが、それに値するほど大きな蝶は日本にはいないですねぇ。
狭いマニアの世界の隠語をひけらかして使うことを、私はあまりいいことだとは思っていないので、私自身、蝶を数える時は、「匹」を使っています。
飛ぶ蝶が「頭」で、飛びもしない兎が「羽」だというおかしさを詠んだ句なので、それを楽しめばよいことです。
無作法で申し訳ありません。
「崩彦俳歌倉」カテゴリの記事
- 榠樝(2021.02.01)
- オオスカシバ(2020.10.06)
- 猫毛雨(2020.04.20)
- 諏訪兼位先生を悼む(2020.03.25)
- ルビーロウカイガラムシ(2020.01.17)
コメント