ムクゲ
輝いているでしょ。
日の光をエネルギーとして吸収しています。
吸収されなかった波長の光がこうやって美しい緑色として、私たちの目に入るのです。
◆遺伝というものは代々親から子へ、縦のつながりなんですけれど、先日(4/14)、朝日新聞の科学欄に「遺伝子の水平移動」という話が載っていました。
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海藻に含まれる「葉緑体」を盗むウミウシもいる。
平野さんは嚢舌(のう・ぜつ)類というグループのチドリミドリガイを飼ってみた。「太陽の光が当たる窓のそばに水槽を置いたら、全くエサを与えないのに何カ月も生き続けました」。自分の体内で光合成をさせて、栄養を得ているのだ。こうしたウミウシは世界で30種を超すという。
米メーン大のメアリー・ラムフォ博士らは、嚢舌類のエリシア・クロロティカの遺伝子を調べた。
本来は植物が持ち、葉緑体が光合成をするのを助ける遺伝子を、このウミウシが代々受け継いでいた。詳しい仕組みはまだ不明だが、ウイルスなどが運び屋となり、海藻の遺伝子がウミウシに取り込まれた可能性があるという。
親から子への遺伝(縦の方向)だけでなく、異なる生物間(横の方向)でも遺伝子が受け渡され、新しい生物ができる――。こうした遺伝子の「水平移動」が、近年、次々と明らかになっている。
・・・
動物なのに光合成してしまうのです。すごいですねぇ。
私たちもいっそ、「緑色のサル」に進化してしまいましょうか?
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