花びら踏んだ
2009.4.18付 朝日川柳より{西木空人選}
詫びている花びら踏んだ幼な孫:吹田市 柳沢美月
珍しいですね。歌壇・俳壇ではないところから引っ張ってきました。
川柳欄に載っていますが、これ、川柳じゃないですよね。
これは俳句です。
もともと、川柳と俳句はその境界線があいまいで、互いに侵入しあって構わないものだと思っています。
どうしよう、花びらがいっぱい。歩けば踏んじゃう。こまった。あるけなくなっちゃった。
すごい困惑の顔でおばあちゃんを見上げてませんか?ひょっとして、泣きそうになっちゃったりして。
まあ、こまっちゃたわねぇ、と声をかけながら、ヨッコラショと抱き上げる。愛しい孫の重みです。
こんど、花びらを踏んでしまったら、思い出してください。
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