まんさく
2009.4.20付 朝日歌壇より
まんさくの黄色よじれて咲きにけり器用不器用紙一重にて:(熊谷市)内野修
私の家の近所では、ベニバナトキワマンサクしか見かけないもので、これを入れておきます。
よじれて、よじれて、もう一回よじれると、元に戻るとか、それはないか。
でも、よじれるも、まっすぐも、そう大した差ではないのです。私の場合、人生の出だしで、かなりよじれました。で、よじれっぱなし、かな。
器用といい、不器用といい、そう大した差ではないのです。
人間関係をズタズタに切り捨てて、昇進とか昇格とか、一切無縁に仕事人生を終えて、不器用な生き方をした、とも思いますが、実にすっきりした生き方であった、と内心では愉しんでおります。
紙一重。紙には裏と表がありますが、実は紙は一枚=同じものにしかすぎないのです。
大差ない、たいさない、タイサナイ。
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