ハナミズキ②
普通にハナミズキの花として認識しているのはこの姿ではないでしょうか。
ここで4枚、花弁のように大きく開いているのは「苞葉」だったわけです。
真ん中に集まっているのが花です。
拡大してみると。
一つの花に4枚の花弁、4本のオシベ、1本のメシベという構成がここでも見えますね。
イチゴのように、たくさんのメシベが中央に集合しているのかと思っていました。
植物の世界って奥が深いですねぇ。
動物の場合だと、胚葉とか体節とか、体の基本構造の概念が何となく頭の中にあって、また進化的な全体像の眺望というようなものもあって、そういう枠組みの中でいろいろな動物の姿を見ることができるのですが、植物の場合、葉と茎をセットにしたような「シュート」という概念が重要なんですね。だんだんわかってきました。
苞も萼も花弁も、進化的には「葉」です。子房も「葉」です。
もとが化学系ですから、生化学とか分子生物学とかいう分野には比較的強いのですが、博物学的というのかな、実物を見てその姿から個々の植物を語ることは苦手なんですね。偏った生物教師でありましたことよ。今、勉強しています。
「植物」カテゴリの記事
- 珍しい花の記事を書きました(2023.06.06)
- 奇数は対称性がいい(2022.07.11)
- てきちょく(2022.06.13)
- ガザニア(2022.05.30)
- ネギ坊主(2022.05.30)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント