ハナミズキ①
「絵でわかる 植物の世界」(清水晶子 著、講談社サイエンティフィク)という本を読んでおりましたら、「苞葉のほうが目立って、花弁と同じように昆虫を引き寄せる役割をしていることも少なくありません」(ポインセチア、ブーゲンビレア、ハナミズキ、ヤマボウシなど)。」という記述に行き当たりました。
へぇ、そうなんだ。ハナミズキならちょうど今頃六郷用水跡の水路おあたりで咲いているんじゃなかったけ、と外出の帰りに見に行ってきました。
帰宅して妻に、「ハナミズキの花ってさぁ、こうなってるの知ってたぁ?」と、両手を頭の上にあげて輪をつくって見せたところ、「知ってる知ってる、わたしもこの間見たばっかり。どこで見たの?」「六郷用水跡」
というわけで、昼食後、二人で見に行こうということになりました。
こんななんですよ~。
気づいておられましたか?
みんな丸い輪になってるんです。
この姿を見ていて、ふと、一青窈さんの「ハナミズキ」を思い出しました。
「空を押し上げて 手を伸ばす君 五月のこと・・・♪」
単純に、少年とも思える男性が、ものすごい伸びやかさで思いっきり両手を伸ばしている姿を思い描いていたのですが・・・。
ひょっとして、この花の姿が一青さんの頭に浮かんでいたのかなぁ、と想像してしまいました。
手を伸ばす一瞬手前の姿に見えます。
この赤い色のものが、開いて花弁のように見えるわけですが、4枚ありますからね、こうなっているのです。
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この輪の真ん中に、粒粒がありますが、これが一個ずつの花なんです。
その一つぶが開花すると
薄緑色の花弁が4枚。オシベが4本。メシベが1本見えます。
去年だって、その前の年だって、ハナミズキを見ていたのに、知らなかった。
知らなかったことを知ることができるのは喜びです。学ぶ、って楽しいですねぇ。終わりはなさそうです。
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