ユキノシタ
花を咲かせるために立ち上がってきた茎の毛は赤いようですね。
花弁が5枚、でいいのでしょうか。
萼とか苞とかではないですよね。
5枚の花弁が、3と2で形が違うのが気になるところです。
花の前方に3本突き出しているがメシベ的に見えますが、違います。この3本を合わせて、全部で10本のオシベがあります。
観察していたら、そのオシベ、花弁の根本のところから5本、花弁の間のところから5本、で、計10本ありました。
メシベは、というとこれ。
2本ぴたっとくっついた、短いのがメシベのようです。
柱頭はふくらんだりはしていませんでした。
濃い黄色のものは、蜜の出る場所でしょうか。
見るほどに、花の構造というのは面白い。
ユキノシタというと、「走出枝」というもので有名です。栄養体生殖といって、親の体から出た芽(枝)が伸びて地面に着くと、そこで新たな植物体を作るものです。
この方法で増えた個体は、遺伝的にまったく同じものになります。
イチゴもそうですね。おいしいイチゴができたら、走出枝(ランナー)で増やせば、同じ味の株が増やせます。
種をまいて新たな苗をつくって育てると、遺伝子が混ざり合って親株とは異なる遺伝的性質の個体ができます。
イチゴの場合、おいしいイチゴの種をまいてもおいしいイチゴになるとは限りません。
はて、ユキノシタの実って、どんなだったけ?
記憶がない。観察を続けなければ。いかんなぁ。
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