ムラサキツユクサ
この濃い紫の花が大好きです。
また、この花は高校生物の「原形質流動」の顕微鏡観察で非常になじみ深いものです。
この写真ではオシベの毛に意識が向いていませんからくっきりとは写っていませんが、それでも、紫色の毛のようなものがいっぱい写っているのはお分かりでしょう。よく見ると「数珠」のように粒々が連なっています。この粒々が細胞1個1個でして、これを顕微鏡で検鏡すると原形質流動が見えるわけです。
ということで、とてもなじみの深い花で、オシベの毛にも長いこと接してきたのに、オシベそのものをよく見ていなかった、と今回気づいてしまいました。
不思議な格好をしていますね。袖があるような。
ふ~ん、こんな形だったのかぁ、と新鮮な思いで眺めました。
「心不在焉、視而不見、聴而不聞、食而不知其味」を地でいっています。
見てなかったんだなぁ。
まことに迂闊なことでした。
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